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Kobayashi Haruto - 小林春斗

プロフィール

ネットワークを学ぶ情報系の大学院生。2026年3月卒業予定。
大学1年から学園祭運営のサークルでスマホアプリや3Dゲームの企画や開発をし、チームによるアプリ開発における技術習得やマネジメントを経験しました。
その後、2社起業してCTOとして参画し、プロダクトの企画から実際にリリースしグロースする経験をしました。起業した会社は所属大学のスタートアップ支援先に採択され満額の支援金を得たり、1000万円の資金調達を達成しています。
技術的な目線とビジネス的な目線を絡めて考えることが好きです。

性格・思考

自分の出来なかったことをできるようにすることが好きなため、好奇心が強く、色々な技術に触れることを好みます。
そのためソフトウェアの知識だけでなく、チーム開発のためのソフトウェア工学や、インタプリタの作成、機械学習モデルの作成、家での物理サーバー運用、ネットワークのハードウェアスイッチの自作の試みなど、様々なレイヤの技術に目を向けています。
基本的にはひとつの知識を突き詰めるのではなく、様々な知識を広くインプットし、それを組み合わせてアウトプットすることで必要なレベルを血肉にしていく事が好きです。
そのため、得た知識を実際に使って形にしたり、技術記事の投稿、プロダクトのリリースなどを精力的に行っています。

主なスキル

  • JavaScript/TypeScript: フロントおよびnodejsによるバックエンドで使用しています。
  • C++: 研究で使用しています。
  • Rust: 趣味でWASMで遊ぶときなどに使用しています。
  • Python: シェルスクリプトの代わりに使ったり、機械学習に使ったり、APIのプロトタイプに使ったりしています。
  • Unity/C#: ゲームやVRなどで使用しています。
  • HTML/CSS: 必要な時に調べて少し書く程度です。
  • DB: Firestore,MySQLなど。SQLを素で書くことはなく、PrismaなどのORMを使用します。
  • Laravel/PHP: インターン先で使用。1から実際に使うECサイトの完成まで経験しました。
  • Flutter/Dart: 3年くらいずっとアプリはこれを使って作っていた。5つほどリリースしています。
  • SwiftUI/Swift: SwiftUIは実際にプロダクトとしてリリースしたもので使用しています。非常に書き込ごちがいいので言語的に好みです。
  • AWS: 実際にリリースしたプロダクトで何度か使用。LambdaやAPI Gateway, ECR, CloudFront, S3などを主に使いました。
  • Firebase: ネイティブアプリ制作経験が多いので、Firestore, Auth, Functions, Analyticsなど一通り使いました。
  • CI/CD: Github ActionsやCirlceCIを使用します。
  • テスト: jest, sinon.jsでnodejsのテストや、puppeteerによるUIテストなどを行います。
  • Docker/k8s: 基本的にAPIを作るときなどはコンテナで作ってレジストリにいれてk8sとかで建てる流れを好みます。また、家で運用している物理サーバーでは、k8sとArgoCDを入れて自動デプロイ機能を構築しています。
  • 学歴

    2019年4月 - 2024年3月

    早稲田大学 基幹理工学部 情報理工学科

    ネットワークやプログラミング、データベース、アルゴリズム、ソフトウェア工学などの知識を学びました。

    2024年4月 - 2026年3月(卒業予定)

    早稲田大学大学院 情報理工・情報通信専攻

    IPインターネットに変わる、新たなインターネットアーキテクチャの研究をしています。

    経歴

    2019年4月 - 2022年3月

    理工展連絡会 (学園祭運営サークル)

    早稲田大学の理工キャンパスで行われる学園祭を運営するサークル。
    ITにかかわるチームに所属し、学園祭で使用するアプリの開発や、学園祭の運営に必要なシステムの開発を行いました。
    アプリ開発チームのリーダーを務め、チーム開発を効率的に進めるためのソフトウェアアーキテクチャやマネジメント、様々なステークホルダーを巻き込んだ要件定義やプロジェクトの運用を学び、実践して成功に導きました。
    そして、アプリを活かしたコラボ企業との電子割引券の配布や、NFCを利用したタッチ式のスタンプラリーなど、学園祭の新たな楽しみ方を提案し、学園祭の成功に貢献しました。
    また、コロナ渦でのオンライン開催が決定した年では理工の力が活かせるチャンスということで「攻めのオンライン開催」を目標とし、Blenderによる3DモデルとUnityでキャンパスを再現して、バーチャル空間に学園祭を再現しました。

    学び: プロジェクト運営, チームマネジメント, 企画立案, 要件定義, ソフトウェアアーキテクチャ, アプリ開発, 3Dモデリング

    技術: SwiftUI, UIKit, Blender, Unity, Firebase, NFC, github

    2021年6月 - 2023年3月

    株式会社ナレッジコンサルティング - インターン, アルバイト

    大学2年の夏にインターンとして入り、その後はアルバイトとして従事しました。
    4つのプロジェクトを立ち上げ、企画から開発、運用、改善まで一通り経験しました。
    プロジェクトの種類も多岐にわたり、VRによるバーチャルオフィスサービス、LLMと音声合成機能を用いた自動営業電話サービス、BIツール、ECサイトの開発などに携わりました。
    また、開発環境の向上にも率先的に力を入れ、GitHubの導入やLaravelなどのフレームワークの導入、CI/CDの導入を行いました。また、それが負債にならないように、ドキュメントの整備やチームの教育も行いました。

    学び: 企画立案, 要件定義, Webアプリ開発, 3Dモデリング, VR, 音声合成, BIツール, CI/CD

    技術: Laravel, Amazon Connect, Amazon Lex, Blender, Unity, RTC, ChatGPT, CircleCI, github, SQL, MySQL, PHP, JavaScript, HTML, CSS, Bootstrap, Python, FastAPI, Selenium

    2021年11月 - 2022年10月

    Groupy株式会社 - CTO

    企画を持ってきた知り合いと2人で共同で立ち上げたスタートアップ。CTOとして参画しました。
    プロダクトとしてグループ同士でのマッチングアプリ「groupy」をリリースしました。
    開発者としては私一人での開発でしたが、Flutterを用いてiOSとAndroidの両方に対応し、FirebaseやAWSを用いてバックエンドを構築しました。
    グループのリコメンドやチャット、通知、招待リンク、画像の高速なアップロード、サブスクリプション課金など、様々な技術的な課題に挑戦し実装しました。
    ただ、ビジネスやプロダクトの保守などの知識が無かったため様々な失敗を経験しました。その経験からプロダクトの保守運用や改善の重要性、ビジネスの基本的な知識、そしてプロダクトのマーケティングやユーザーの理解の重要性を学びました。

    学び: プロダクト開発, ビジネス知識, マーケティング, ユーザー理解, UI/UX

    技術: Flutter, Firebase, AWS Lambda, API Gateway, Route53, S3, CloudFront, RevenueCat, TypeScript, CircleCI, github

    2022年7月 - 2023年5月

    株式会社Ubiq - CTO

    もともと動いていたチームの一員として参画し、その後会社立ち上げ時にCTOとして参画しました。
    プロダクトとしては「Ubiq」というアプリを開発しました。インフォグラフィックのUGCアプリで、投稿者も閲覧者もどちらも広告閲覧報酬を受け取ることができます。
    早稲田大学のスタートアップ支援先に採択され満額の支援金を得ており、1000万の資金調達に成功しました。
    チームの規模は10人程度で、開発チームとしては5人ほど。
    私はCTOとしてプロダクトの開発、運用、改善を行いました。しかし途中からビジネスと開発チームとの齟齬を強く感じ、ビジネスと開発を絡めたプロジェクトの運用というものについて意識して動きました。
    率先して会社の文化の改善を考え、振り返りや改善のための会議を行い、また、開発チームとビジネスチームとのコミュニケーションを円滑にするための取り組みを行いました。

    学び: プロダクト開発, ビジネス知識, マーケティング, UI/UX, プロジェクトマネジメント, プロダクトマネジメント, 開発環境向上, 進捗管理, CI/CD, テスト, アーキテクチャ, データ分析, アジャイル, スクラム

    技術: Flutter, Firebase, AWS Lambda, API Gateway, Route53, CloudFront, Amazon Personalize, S3, IAM, CloudWatch, TypeScript, jest, sinon.js, Codecov, CircleCI, github actions, fastlane, AdMob, Miro, Notion, Slack, Figma, Trello, DataDog, Google Analytics

    作成したプロダクト

    iconow

    FontAwesomeなどのアイコンを手書きで検索できるアプリ。
    アイコンの名前が思い出せない、わからないとき、ワードによる検索は難しいという課題を解決するために友人と作成しました。
    Qiitaで 376 LGTM獲得。

    技術: Flutter, Firebase Authentication, ECR, Lambda, API Gateway, CircleCI, Serverless Framework,TensorFlow, Docker

    Project Screenshot

    アプリコ

    早稲田大学の理工の学園祭である理工展で使用するスマホアプリ。
    学園祭運営サークルとしてチームで作成しました。
    イベント一覧、予約機能、タイムテーブル、コラボ企業の電子クーポン、NFCを用いたスタンプラリー、イベントの通知、マップ、ARなどさまざまな機能を担当し実装しました。
    AppStoreのナビゲーションカテゴリで19位を獲得。
    GooglePlayStoreのイベントカテゴリで4位を獲得。

    技術: SwiftUI(+UIKit), Firebase Firestore, Dynamic Links, Firebase Authentication

    Project Screenshot

    早稲田大学バーチャル理工展アプリ

    早稲田大学の理工の学園祭である理工展をメタバース的に再現したスマホアプリ。
    学園祭運営サークルとしてチームで作成しました。
    ほぼ完全に再現された理工キャンパスを自由に探索でき、教室内に入ることも可能です。
    教室の中で参加団体のイベントや紹介が行われています。
    新しい学園祭の形として、高田馬場経済新聞に取り上げられました。

    技術: Unity, Firebase Firestore, Blender

    Project ScreenshotProject Screenshot

    groupy

    グループでできるマッチングアプリ。
    マッチングアプリの問題点である「1対1でしか会えない」「安全で気軽な出会いが難しい」 という課題を解消するために開発しました。

    技術: Flutter, Firebase, AWS Lambda, API Gateway, S3, CloudFront, RevenueCat

    Project Screenshot

    Ubiq

    インフォグラフィックのUGCアプリ。
    広告閲覧報酬を自社トークンで、クリエイターはもちろん、ユーザーにも還元し、クリエイタートークンエコノミーを構築。

    技術: Flutter, Firebase, AWS Lambda, API Gateway, S3, CloudFront, AmazonPersonalize, IAM, CloudWatch, jest, sinon.js, Codecov, CircleCI, github actions, fastlane, AdMob

    Project Screenshot

    研究

    Named Data Networkingによるサービスファンクションチェインの記述法の提案

    IoTなどで求められる効率的なエッジコンピューティング環境を簡単に構築するため、Named Data Networking によりサービスファンクションチェインが記述できる手法を提案し実装。
    Named Data Networking(NDN) とは従来のIPベースのネットワークとは異なるネットワークアーキテクチャである。
    これはIPとは異なりコンテンツ名を使って直接ルーティングする構造となっており、郵便で例えると、Aさんに手紙を送りたいときに住所を指定するのがIPであり、「Aさん」と指定してあげればどこにAさんが居ても直接届くのがNDNである。
    これを用いて、IoT環境にファンクションを持つノードを配置し、それを適切な順で適用することでエッジコンピューティングを実現することが可能である。このサービスファンクションチェイニングの機能をNDNで記述可能にしたのがこの提案である。
    2024/03 コミュニケーションシステム研究会 にて発表。

    資格

    ネットワークスペシャリスト試験 合格(2024年4月)

    連絡先

    メール: [email protected]