ネットワークを学ぶ情報系の大学院生。2026年3月卒業予定。
大学1年から学園祭運営のサークルでスマホアプリや3Dゲームの企画や開発をし、チームによるアプリ開発における技術習得やマネジメントを経験しました。
その後、2社起業してCTOとして参画し、プロダクトの企画から実際にリリースしグロースする経験をしました。起業した会社は所属大学のスタートアップ支援先に採択され満額の支援金を得たり、1000万円の資金調達を達成しています。
技術的な目線とビジネス的な目線を絡めて考えることが好きです。
自分の出来なかったことをできるようにすることが好きなため、好奇心が強く、色々な技術に触れることを好みます。
そのためソフトウェアの知識だけでなく、チーム開発のためのソフトウェア工学や、インタプリタの作成、機械学習モデルの作成、家での物理サーバー運用、ネットワークのハードウェアスイッチの自作の試みなど、様々なレイヤの技術に目を向けています。
基本的にはひとつの知識を突き詰めるのではなく、様々な知識を広くインプットし、それを組み合わせてアウトプットすることで必要なレベルを血肉にしていく事が好きです。
そのため、得た知識を実際に使って形にしたり、技術記事の投稿、プロダクトのリリースなどを精力的に行っています。
2019年4月 - 2024年3月
ネットワークやプログラミング、データベース、アルゴリズム、ソフトウェア工学などの知識を学びました。
2024年4月 - 2026年3月(卒業予定)
IPインターネットに変わる、新たなインターネットアーキテクチャの研究をしています。
2019年4月 - 2022年3月
早稲田大学の理工キャンパスで行われる学園祭を運営するサークル。
ITにかかわるチームに所属し、学園祭で使用するアプリの開発や、学園祭の運営に必要なシステムの開発を行いました。
アプリ開発チームのリーダーを務め、チーム開発を効率的に進めるためのソフトウェアアーキテクチャやマネジメント、様々なステークホルダーを巻き込んだ要件定義やプロジェクトの運用を学び、実践して成功に導きました。
そして、アプリを活かしたコラボ企業との電子割引券の配布や、NFCを利用したタッチ式のスタンプラリーなど、学園祭の新たな楽しみ方を提案し、学園祭の成功に貢献しました。
また、コロナ渦でのオンライン開催が決定した年では理工の力が活かせるチャンスということで「攻めのオンライン開催」を目標とし、Blenderによる3DモデルとUnityでキャンパスを再現して、バーチャル空間に学園祭を再現しました。
学び: プロジェクト運営, チームマネジメント, 企画立案, 要件定義, ソフトウェアアーキテクチャ, アプリ開発, 3Dモデリング
技術: SwiftUI, UIKit, Blender, Unity, Firebase, NFC, github
2021年6月 - 2023年3月
大学2年の夏にインターンとして入り、その後はアルバイトとして従事しました。
4つのプロジェクトを立ち上げ、企画から開発、運用、改善まで一通り経験しました。
プロジェクトの種類も多岐にわたり、VRによるバーチャルオフィスサービス、LLMと音声合成機能を用いた自動営業電話サービス、BIツール、ECサイトの開発などに携わりました。
また、開発環境の向上にも率先的に力を入れ、GitHubの導入やLaravelなどのフレームワークの導入、CI/CDの導入を行いました。また、それが負債にならないように、ドキュメントの整備やチームの教育も行いました。
学び: 企画立案, 要件定義, Webアプリ開発, 3Dモデリング, VR, 音声合成, BIツール, CI/CD
技術: Laravel, Amazon Connect, Amazon Lex, Blender, Unity, RTC, ChatGPT, CircleCI, github, SQL, MySQL, PHP, JavaScript, HTML, CSS, Bootstrap, Python, FastAPI, Selenium
2021年11月 - 2022年10月
企画を持ってきた知り合いと2人で共同で立ち上げたスタートアップ。CTOとして参画しました。
プロダクトとしてグループ同士でのマッチングアプリ「groupy」をリリースしました。
開発者としては私一人での開発でしたが、Flutterを用いてiOSとAndroidの両方に対応し、FirebaseやAWSを用いてバックエンドを構築しました。
グループのリコメンドやチャット、通知、招待リンク、画像の高速なアップロード、サブスクリプション課金など、様々な技術的な課題に挑戦し実装しました。
ただ、ビジネスやプロダクトの保守などの知識が無かったため様々な失敗を経験しました。その経験からプロダクトの保守運用や改善の重要性、ビジネスの基本的な知識、そしてプロダクトのマーケティングやユーザーの理解の重要性を学びました。
学び: プロダクト開発, ビジネス知識, マーケティング, ユーザー理解, UI/UX
技術: Flutter, Firebase, AWS Lambda, API Gateway, Route53, S3, CloudFront, RevenueCat, TypeScript, CircleCI, github
2022年7月 - 2023年5月
もともと動いていたチームの一員として参画し、その後会社立ち上げ時にCTOとして参画しました。
プロダクトとしては「Ubiq」というアプリを開発しました。インフォグラフィックのUGCアプリで、投稿者も閲覧者もどちらも広告閲覧報酬を受け取ることができます。
早稲田大学のスタートアップ支援先に採択され満額の支援金を得ており、1000万の資金調達に成功しました。
チームの規模は10人程度で、開発チームとしては5人ほど。
私はCTOとしてプロダクトの開発、運用、改善を行いました。しかし途中からビジネスと開発チームとの齟齬を強く感じ、ビジネスと開発を絡めたプロジェクトの運用というものについて意識して動きました。
率先して会社の文化の改善を考え、振り返りや改善のための会議を行い、また、開発チームとビジネスチームとのコミュニケーションを円滑にするための取り組みを行いました。
学び: プロダクト開発, ビジネス知識, マーケティング, UI/UX, プロジェクトマネジメント, プロダクトマネジメント, 開発環境向上, 進捗管理, CI/CD, テスト, アーキテクチャ, データ分析, アジャイル, スクラム
技術: Flutter, Firebase, AWS Lambda, API Gateway, Route53, CloudFront, Amazon Personalize, S3, IAM, CloudWatch, TypeScript, jest, sinon.js, Codecov, CircleCI, github actions, fastlane, AdMob, Miro, Notion, Slack, Figma, Trello, DataDog, Google Analytics
2024年8月
一ヶ月就業型エンジニアサマーインターンに参加し、Go言語/TypeScriptを用いてバックエンドで実環境での新機能の開発を行いました。
初めて大規模なプロダクトに触れ、コードを読むことの難しさや、要件を詰めていく進め方などを学びました。
自分は0から作ることが多かったので、既存のコードを読むというのは新鮮な経験であり非常に貴重な学びとなりました。
また、実際に開発チームのMTGにアサインしていただき、MTGの進め方や、チームでのコミュニケーションの取り方などリアルな開発現場の雰囲気を学ぶことができました。
学び: 大規模なプロダクトコードリーディング, 実環境でのプロダクトコードの構成, MTGの進め方
技術: Go言語, Confluence
「学生におけるチーム開発」をテーマとしたカンファレンスを代表として主催および登壇しました。
私は以前学園祭でネイティブアプリを作成していた際、学生におけるチーム開発は、社会人とはまた違った学生ならでは課題に当たることも多いにもかかわらず、それらの知見はなかなか共有されることはないと感じていました。ならばそういう知見を共有できるカンファレンスを作ればいいじゃない、と思い主催したカンファレンスです。
ライブ配信やリモート発表も取り入れました。ゲストスピーカー成瀬さんをはじめ、チーム開発のノウハウを持つ方々に登壇いただき、かなり盛り上がりました。
また、登壇者の方が1人体調不良により欠席となったため、急遽私が代理で登壇することになりました。
「学園祭アプリを作ってみませんか?」というテーマで、学園祭アプリの開発におけるノウハウを共有しました。
IoTなどで求められる効率的なエッジコンピューティング環境を簡単に構築するため、Named Data Networking によりサービスファンクションチェインが記述できる手法を提案し実装。
Named Data Networking(NDN) とは従来のIPベースのネットワークとは異なるネットワークアーキテクチャである。
これはIPとは異なりコンテンツ名を使って直接ルーティングする構造となっており、郵便で例えると、Aさんに手紙を送りたいときに住所を指定するのがIPであり、「Aさん」と指定してあげればどこにAさんが居ても直接届くのがNDNである。
これを用いて、IoT環境にファンクションを持つノードを配置し、それを適切な順で適用することでエッジコンピューティングを実現することが可能である。このサービスファンクションチェイニングの機能をNDNで記述可能にしたのがこの提案である。
2024/03 コミュニケーションシステム研究会 にて発表。
2024/09 IEEE CQR 2024 にて発表。
ネットワークスペシャリスト試験 合格(2024年4月)
メール: [email protected]